映画みなくても死なないよ

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

映画みなくても死なないよ。

映画と本と芸術と旅。好き勝手やってます。

実写版【シンデレラ】あらすじ&感想と、アニメ版との比較

実写版「シンデレラ」を観ました。

公開当時はあまり気になってなかったので見逃していました。
この度テレビ放映されたので観ることにしたので、監督や出演者の事などは一切しりませんでした。

 

f:id:nitari-movies:20170423002032j:plain

出典 ディズニー特集 -ウレぴあ総研

 

 

実写版「シンデレラ」あらすじ&アニメ版との比較

前半はほとんどがアニメ版「シンデレラ」と同じ展開

 

実写版ではまず、シンデレラの生い立ちから描かれます。
元々は中流階級の家に生まれたシンデレラは、両親から愛されて育ちました。ある時母が病気で亡くなります。

しばらくして、父がある女と再婚します。これが有名なまま母です。

 

 

f:id:nitari-movies:20170423002159j:plain

ケイト・ブランシェットが衝撃告白、映画撮影後いつも「引退しようと思う」 | マイナビニュース

 

まずですね、この「まま母」がケイト・ブランシェットだった時点でめちゃくちゃテンションが上がりますよね。

NITARIは本当にケイトが大好きなんですよ!

まあ、嫌いな人なんかいませんよね。
全ての映画ファンに愛されているに決まっています。

 

それでまあ、その「まま母」というのがご存知のトンデモ女なんですけど、そもそもこの父っていうのが、まま母と再婚したいとシンデレラに伝えるときに、「品があって素敵な女性だ」みたいなこというんですけど、この見る目のなさは本当にすごい

 

パパはものすごいドMとかだったんでしょうか。多分そうだったんだと思います。

 

で、再婚してすぐに父は出張先で病気になって死んでしまいます。
で、ママ母と娘たちのいじめの様子はご存知の通りです。

 

シンデレラ、森で王子と出会う

 

ある日、シンデレラが森で乗馬していると、王子と出会います。

まず、ここがアニメ版と違うところですね。アニメ版では舞踏会で王子は一目ぼれしますから。

で、ここでもう二人は結構いい感じになります。

王子は自分の身分を隠して仲良くなるんですけど、別れ際に「もう一度会いたい」ってシンデレラに言って去ってゆくんですよ。

 

「もう! そう思うんだったら連絡先とかを聞け!!♡」とか思わないでもないです。

 

あ、この王子なんですけど、若い頃のブラピにちょっと似ていてけっこうかっこよかったです。とてもいいと思います。

 

f:id:nitari-movies:20170423002356j:plain

女子の憧れ!R・マッデンの“現代の王子様像”に夢中 (画像1/8) | ニュースウォーカー

 

さて、王子はこの時、絶賛婚活中だったんです

 

で、国王とかからは政略結婚を薦められてるんですけど、王子は伝統の舞踏会には、国民全員を招くということにするわけ。

それが国民に知らされて、大騒ぎするまま母と二人の娘。
本当にこのシーンのケイト・ブランシェットは最高としか言えない。喜びが凄まじすぎて爆笑です。

それにしてもこの段階でこんなに喜べるまま母は、本当に楽天家ですよね~。

まあ、この辺もあんまりアニメとはあまり展開は変わりません。

 

シンデレラ、ダンスホールで踊る

シンデレラは自分でドレスを作って舞踏会に行こうとしますが、ドレスはまま母に破られてしまう。
で、さすがに絶望に明け暮れたシンデレラの元に、魔女のおばさんがやってきます。

そして魔法の力でかぼちゃを馬車に、ネズミを馬に、トカゲを付き人、アヒルを御者に変え、ドレスも美しく変身させて城に向かいます。

 

余談ですが、このトカゲの付き人が結構深刻にキモかった。彼はやばいです。

 

f:id:nitari-movies:20170423002539j:plain

 

さて、お城では王子がシンデレラの到着を待ちわびていました。

シンデレラの登場と共に王子は彼女の元へすっ飛んでいき、ダンスを申し込みます。二人はラブラブでワルツを踊る。シンデレラはその時初めて、彼が王子だということを知るのです。

余りにも豪華で美しいシンデレラに、王子も彼女をどこかの姫だと勘違いしてしまいます。

12時まで十分に楽しんだシンデレラですが、直前の鐘の音で我に返り、慌ててお城から逃げ出します。

途中、階段にガラスの靴を落としてしまいますが、そのまま逃げ切ります。

全てが元に戻ってしまっても、ガラスの靴だけはそのまま。

まま母の奮闘と、王子とシンデレラの再会

 

失意のまま帰ってきたまま母と姉たちですが、シンデレラの明るい様子を見て目ざといまま母は何かを感づきます。

ここは本当になかなか鋭い女だなーって思いますよね。

で、ここからはちょっとアニメ版と違うところなんですけど、シンデレラは自分のガラスの靴を部屋の床下に隠して、日記をつけてるんですね。

ある日、国王が亡くなり、王子からのお触れで「ガラスの靴の持ち主が現れたら結婚する」と知らされます。

 

外でそれを聞いたシンデレラは大喜びで部屋に帰ると、ガラスの靴と日記が床下に無い!!

 

そこには怒りの境地に達したまま母が。
手にはガラスの靴

 

「あんたは絶対に結婚されないよ!」とか言います。

 

私としては、「もうここまで来たらシンデレラをだしに使って自分も利益にあやかった方がいいと思うんだけど」って言いたいんだけど、プライドがまさってるんですかね。

 

で、まま母はなんと、ガラスの靴をぶっ壊してしまいます。

 

まじかーって感じです。

ここもアニメ版と違いますね。
アニメ版では、シンデレラがこの靴の行く末は基本的に描かれていないで、最終兵器として差し出されるのです。

 

さて、まま母は直接、城の大公の元へ行き、シンデレラの存在と、彼女を隠しておくから自分たちの身分を保証しろと交渉し、了解を得るわけですね。

この展開はまま母にしてはなかなか頭使ったな、という感じです。

で、大公や付き人が国中を洗いざらい探しまくって、最後にシンデレラの家に行ったときにも、大公はシンデレラの存在に気づかぬふりをして帰ろうとします。

しかしながら、屋根裏の窓から聞こえるシンデレラの歌声が彼らの耳に入り、しかも訪れていた中に実は王子が隠れていて、シンデレラの存在をついに発見する、という話です。

 

実写版「シンデレラ」の感想

「多様性」と「貧困」にも焦点を置いた社会的メッセージ

この映画でまず、「お? これは今までの映画とは違うぞ」と思ったのは、王子の侍従の一人が黒人だったことです。

これはけっこう珍しいですよね。
昔からディズニー映画っていうのは基本的に白人至上主義みたいなところがありましたから、「視点を変えてきたなあ」と思ったのです。

人種の多様性に関してはそのあとにも描かれています。
シンデレラを探すために訪れる国民の女性たちの中には、黒人、アジア系も含まれます。しかも「どんな身分も」というところを強調するために、おばあちゃんとかにも履いてもらうんです。

とにかく、平等なんですね。

 

これはかなり意識高い系かもしれないぞ!

 

アニメ版「シンデレラ」の足りない部分を見事に補った実写版

 

そもそも、アニメ版の「シンデレラ」は本当にご都合主義ですよね。

めっちゃシンデレラをいじめまくっているけど、基本的にはそんないじめられていたシンデレラだけど王子に見染められて玉の輿に乗れてラッキーっていう映画です。

しかも、勧善懲悪的でもあります。

 

まあ、私もかつてはオンナノコだったりしたので、今でも、この「シンデレラ」のアニメは好きですよ。←好きなんかい

 

だけど、「これってどうよ」と思う部分もあるんですね。
ただ成功できてよかったね美人は。あーハイハイって感じもしますよね。

その点で、この映画ではかなり改善されていたと思います。

 

アニメ版と実写版ではメッセージが違う

 

まずその1点は、人種平等へのメッセージを組み込んだこと。
そしてもう一つは、王子とシンデレラの恋を「一目ぼれ神話」ではなくしたところです。

二人の出会いを森の中にしたのは本当にクレバーでした。
この時二人はお互いに身分の分からない状態で恋に落ちるわけです。

その後、彼は実は王子だったということが分かります。
しかし同時に、王子は彼女の事を高貴な女性だと勘違いするんですね。

で、彼女は自分の正体を明かすことができないんです。

 

アニメ版も似た作りに放ってますが、王子がもっと理想化された人間として描かれているので、当然、実はシンデレラが低い身分であることなんか気にせずに結婚を申し込まれるだろうという予想が立ちます。

実写版でも、もちろん観ている側は、王子が彼女の身分の低さなんか気にしないことは分かっているんですけど、少なくとも映画の作りとして、「実際は低い身分の私だけど、本当の私を受け入れてくれるだろうか」と疑問を投げかけることで、意味合いは大きく変わるんです。

 

つまり、アニメ版では「信じていれば夢はかなう」というレベルの低い夢物語がメッセージになっているのですが、実写版では「真実の愛は身分や着飾った美しさには左右されない」というメッセージにすり替わっているんですね。

これは、アニメ版の意味とはほとんど真逆ですよね。
アニメ版はただ単にシンデレラがラッキーにも美しくなれたから、幸せになったっていう話なので。

 

さらにこの映画では、最後にシンデレラはまま母に対して「あなたを許します」と言うんです。

取って付けたようともいえるんですけど、これも非常に重要なメッセージです。

アニメ版では、最後に3人ががどうなったのかまでは描かれません。
しかし原作では確か、姉妹は目をくりぬかれるとかだったと思います。

ギリギリのところで勧善懲悪ではないんですね。
復讐ばかりを繰り返していたら、憎しみは消えないということを伝えようとしているわけです。

 

実写版「シンデレラ」オススメ度は?

 

 

この映画を撮った監督はイギリスの名優にして名監督ケネス・ブラナーです。
観始めるまでは知らなかったですけど……

どうせB級映画と思って観始めましたけど、かなり面白かったです。

テレビ版で観てしまったので、ちゃんと字幕版で観ようと思いました。

 

これはもちろん、皆さんにもオススメですね!!