映画みなくても死なないよ。

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これだけは無人島にもっていきたい!小説はこの三作品だ!!

本を読む人はたぶん誰でも一度は考えたことがあると思います。
私も何度も考えています。

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3冊と言いますが上下巻の作品もありますので、3作品、ということにしたいと思います。

無人島に持って行きたい小説3選

1、ガルシア・マルケス「百年の孤独」

 

これはですねー、たぶん、私の人生に生涯関わってくる作品だと思います。

正直、一概に「めちゃくちゃ面白いから!」とかは言えないんだよね。
ノーベル文学賞を受賞しているガルシア・マルケスという人の作品です。

数年前に、ある文学誌で著名人が投票した海外名作小説の第一位になった作品です。
とにかく名作です。
名作ってことになっています。

しかし。


とにかくこの小説は、人の名前がすごい。

登場人物の男性の殆どが、アルカディオアウレリャノっていうんです。

しかも大佐の方のアウレリャノの息子ってなると、まさかの17人もアウレリャノがいるんですね。まあ、ほとんど大筋にはかかわっては来ないけどもさ。

本当に、この小説を書いたマルケスって男はアタマがおかしい。

ストーリーは、ホセ・アルカディオ・ブエンディーアとその妻ウルスラが築いた
「マコンド」という町の隆盛と衰退の100年を描いた作品。


とにかく人が山のように出て来るのに、一体どの辺が孤独なんだろうか?

本当に……難解といえば難解
とにかく場面場面がバシッとこう、……とにかく視覚的で、文章の表面を舐めておいしいというよりは、読んでいることで脳内に勝手に湧き上がる色彩や音色に、前後の脈略もなくただただ流されてゆくように感じる。

私にとっては、そういう作品です。

要するに、あんま意味分かってないんですな。笑

インテリっていう人たちは、とにかくこの作品が面白いみたいです。
誰もが絶賛しています。
私には、そのすべてが分かるというわけではありません。
むしろ意味不明で、あんま理解できてません。

シーンとかも案外覚えてないし。。。

ただね、それでもこの大長編を私はなんだかんだ3回も読んでるんです。
意味も分からないのに。

少しずつ、分かってきていると思います。
たぶん、まだまだ何度も読むと思います。

だから無人島には、絶対に持ってゆきたいと思っているわけです。

2、ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」

 

これは有名ですよね。

まあ、マルケスの「百年の孤独」も有名だけど、こっちの方がより有名なんではないだろうか。

とにかく、名作100選とかいう企画があると必ず上位に食い込んでくるというか、大体1位か2位ですよね。

そのくらいの名作ですが、この作品も非常に難解、という風に言われることが多いです。

とにかく登場人物が多いし、話の導入部分がとにかく長い。

私も、初めて読んだ時にはすぐに挫折してしまいました。

しかしながら、2度目に読んだときにはあまりの面白さに、ジェットコースターに乗るかのように一瞬で読んでしまいました。


「難解」って言われるけど、実は相当分かりやすい作品で、とにかくドラマチックで面白いです。

分かりやすさでは「百年の孤独」の比ではないと思います。
こんな作品が150年も前に書かれていたかと思うと衝撃です。

ただ、このころのロシア文学というのは、相当キリスト教に対する素養がないと本当の深さまでは楽しめません。

私にはそんな素養がないので、残念ながらその面白さの全てが分かるわけではない。

よく、この作品で論議に挙げられるのが第5編の5章、「大審問官」です。
ここではカラマーゾフ兄弟の次男のイワンが純真なアリョーシャに、平たく言えばキリスト教を否定するような(?)話をするのです。
これがものすごく論議の的と上げられ、絶賛されている有名な章です。

しかし、すいません。

私にはキリスト教の素養がないのでピンときませんでした。
私には「大審問官」に至るまでのイワンの語りの方が衝撃的でした。

詳しくは読んでもらえると分かるから内容はいいませんけど、とにかくドストエフスキーの作品には驚かされます。

なんで、私のそばにいる同世代の誰かよりも、150年前の遠いロシア人である彼の方が私の事をわかるんだろう?と思うし、世の中の事を分かっているんだろう?と思う。

この作品がありながら、その後2つの大戦が起こったこと自体が不思議でならない。
人間は、退化しているのではないかと思う。

そのくらい、「カラマーゾフの兄弟」だけではなく、ドストエフスキーの作品には心から驚かされます。
たまに登場人物の名前で混乱しますが……

たまに、ってゆーかしょっちゅうか……

3、トマス・マン「魔の山」

ハイまた難解なの来ました~。

これはですね、正真正銘難解な作品です。
これは「百年の孤独」よりもさらに意味不明な作品でした。

そして、3番目の作品にはしたけど、この作品を本当に楽しむには、この作品だけを読んでいてもだめだと思う。
教養がないと読めないと思う。

だから、ここに挙げたのは正直失敗かもしれません。

でも、なんだかですね、意外と私、この作品、面白かったのです。

これは、ハンス・カストルプという青年が、従兄弟が療養中のサナトリウムを訪れる、という話です。はじめは従兄弟のお見舞いだったのに、後々自分も結核に侵されていることが分かり、その後7年滞在します。

この作品はあまりにも難解で長い時間をかけて読みました。
しかもこれ、ドイツ語小説なんだけど途中でフランス語になったりして、もちろん日本語訳で読んでるけどカタカナ表記とかになるからさらに意味不明。

あと、このトマス・マンというのは何者か分からないんだけど、急に医学書みたいになったり、あとイタリア人のセテムブリーニという人が口を開くと難解すぎて、余りにもセテムブリーニが難解なことしか言わな過ぎて、何かの嫌がらせかと本気で思った。

しかしながら、なんかそれすらちょっと笑えて来るくらいだった。

ただ、それ以外にもちょくちょく笑えるところがあって、案外、いろんなシーンを覚えてるんですね。好きな場面が案外多いわけです。
意味も分かってないのに(笑)。

雪山のシーンなどは、私のようにいろんな事を全く分かってない人にとっては、
突然雪山に投げ捨てられたかのように吹雪いてくる。

このシーンの印象は本当に強烈でした。
この作品も、今後何度も読みたいという作品です。

「分からないから面白い」ということ

とまあ、この3作品になりました。

非常にベーシックな3作品だったかと思います。 
本当はゲーテ「ファウスト」とかプルースト「失われた時を求めて」も入れたかったんですけど、 読んでないので辞めました。

だって、一生無人島で読み続けなきゃいけない3作品だったら、なるべく難解な方がいいですよね?

プルーストとかだったら、そもそも長すぎてだいぶ時間潰せそう。という。

機会があったら読んでみてくださいね~