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【SHERLOCK(シャーロック)シーズン1:第3話大いなるゲーム】全解説

SHERLOCKが大好きなんですが非常にテンポが速い&難解な部分があるので、この度全部細かい推理まですべて洗いなおしてみた。

 

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【SHERLOCK(シャーロック)シーズン1:第3話大いなるゲーム】ネタバレ

シャーロックに突きつけられた5つの挑戦状

 

シャーロックが自宅で暇そうにしていると、外で大爆発が起こり、シャーロックは巻き込まれてしまう。

サラの家で外泊していたワトソンが慌てて帰ると、シャーロックは無傷でマイクロフトと一緒にいた。
マイクロフトはシャーロックに仕事を依頼していた。

仕事とは、バタシーの線路で遺体で発見された事務員のアンドリュー・ウェストの調査だった。国防省が開発中のミサイルシステムの設計図の入ったUSBフラッシュが盗まれ、それを盗んだのがウェストだというのだ。

しかしシャーロックはその事件の調査を拒否。

 

マイクロフトが帰ってすぐにレストレードから電話があり、二人は彼の元へ向かう。

 

レストレードの持ちかけた事件は、シャーロックが被害にあった爆破事件に関係していた。当初の発表ではガス漏れとのことだったが、実はそれは見せかけで、現場には強化ボックスが置かれていて、中にシャーロック宛ての小包が封入されていた。

 

シャーロックの推理【シャーロック宛ての小包】
  • チェコ製ボヘミア高級紙
  • 書いたのは女性で、パーカーの万年筆を利用
  • 中身はピンクのケースに入った携帯電話
  • 第一話【ピンク色の研究】の携帯電話に似せた、新品の別物
  • 携帯電話の伝言には5つのビップ音と空き物件の写真
  • →昔の秘密結社は果実の種(ピップ)を送って「警告」としていた。「5つのピップ音」は、事件は再発するという警告である

 

送られた画像はシャーロックたちの住む部屋の地下室だった。

地下室の鍵には最近開けられた跡があるも、ハドソン夫人は「合鍵はない」と主張。
地下室には一足のスニーカーが置いてあった。

その時、ピンクの携帯電話に非通知で電話がかかってくる。
電話の主はどこかで誘拐された女性で、犯人によって電話するように仕向けられていた。女性が言うには「12時間以内にパズルを解け」ということだ。

 

手掛かりはスニーカーののみ。「解くべき謎」すらも分からない状態で、シャーロックはゲームに挑み始める。

 

第一の事件【カールのスニーカーの謎】

 

マイクロフトからの調査の催促がありながらも、ゲームに没頭し始めるシャーロック。

病院で靴を調べていると、助手のモリーが恋人のジムを連れてやってくる。シャーロックは一目で彼がゲイだと見抜く。理由は整髪料、まつ毛の染色、額にクリームの跡、ゲイに人気の下着、そしてシャーロックに携帯番号を残していったからである。

モリーが帰った後、二人はスニーカーの推理を始める。

 

シャーロックの推理【犯人の残したスニーカー】
  • 大きいので男性用だけど、内側に名前を書いた跡があることから子供の靴である
  • 指が触れる場所に皮膚片があることから、皮膚炎があった
  • 偏平足である。
  • リバイバルモデルではなく、1989年の限定モデル
  • 花粉を分析したところ、サセックスの泥の上にロンドンの泥が付いている
  • 持ち主は20年前サセックスからロンドンに来た

 

シャーロックは以上の推理から、カール・パワーズの名前を思い出す。

 

カール・パワーズとは、シャーロックが初めて関わった事件である。

1989年、水泳大会で地方から上京した学生の水泳選手のカールがプールで溺死した。彼は水中で発作を起こして死亡。誰も疑問に思わなかった事件だがシャーロックは一つだけ気になったことがあった。

それは「靴」の存在である。カールの靴が見つからなかったのだ。
ロッカーに服はあったのに、靴だけは発見されなかった。

今回見つかったのがその事件のキーとなる「靴」らしい。

 

相変わらずマイクロフトは例のミサイル漏洩事件に関してワトソンに催促しているが、シャーロックは取り合わず、ワトソンをマイクロフトの元へ送る

 

マイクロフトのミサイル設計図紛失事件 

 

被害者は27歳、MI6の本部に勤める事務員。
前日22時半に婚約者が最後に目撃。「人に会う用事がある」と言って外出した。

発見されたバタシーまでは自分の足では行っていない。理由は彼が使われていない乗車カードを持っていたため。切符も残っていなかった。

つまり、彼がバタシーで死んだ経緯が全く分からないとのことである。

 

カールのスニーカー事件・その2

 

ワトソンが自宅へ戻ると、シャーロックがスニーカーの謎を解いているところだった。靴の紐からボツリヌス菌という猛毒の菌が検出されたのである。

サセックスで皮膚炎のカールの治療薬に毒を盛っておけば、数時間後にロンドンで筋肉の麻痺がおこり溺死するということである。

軟膏が付着した部分にその痕跡が残っていた。だから靴だけを隠したのだという。つまり、この時カールを殺した人間こそ今回の爆弾犯である。

 

シャーロックはさっそくこの答えを爆弾魔に送る。

するとすぐにピンクの携帯から、誘拐された女性の声で電話が来た。
女性は無事に保護された。

被害者の女性によると、自宅に覆面の男二人が押し入り彼女を誘拐したということらしい。女性はポケベルの文章を読まされていたし、狙撃手が待機しており、余計なことを言えばすぐに殺されていた。

 

レストレードと共に警察署にいたシャーロックのピンクの携帯に次のピップ音が送られてきた。次は4つの音と車の画像である。車にはナンバーも映っており、すぐに調べ始める。

すると今度は警察署のサリーの携帯に連絡が入った。

次の「声」は男性である。

 

男性によると、「カールは自分を笑いものにしたから殺した。警察には頼るな。これは僕と君との問題だ」次の制限時間は8時間と設定される。

 

第二の事件【ヤヌス・カーズの車の謎】

 

銀行家のイアン・モンクフォードが前日にレンタルした車である。妻には出張と告げていた。車には大量の血液が残されていた。未だに死体は見つかっていない。

妻に話を聞くと、まだ死体は見つかっていないのに過去形で話をしていた。しかし、彼女は夫を殺したわけではない。

二人は車に残っていたカードから、ヤヌス・カーズという中古車業者に行く。
店主によると、彼らは商売だけの間からだったという。 

シャーロックが調査していると、被害者の男からまた連絡が届く。

「ヤヌス・カーズ」という名前が重要だという。

 

制限時間3時間前

レストレードによると、車に残っていた血液の量はちょうど600mlらしい。

 

シャーロックの推理【ヤヌス・カーズの店長】
  • 被害者イアンの血は冷凍されていた。イアンが過去に採決した血液を車に撒いた
  • 「ヤヌス(二つの顔を持つ神)」という店名から、裏稼業をしている人間である。
  • 銀行家イアンはおそらく金銭問題を抱えていた。イアンは失踪を装うために血が付いた車を乗り捨てた。
  • 店主の財布にコロンビアの紙幣があった。旅行はしていないと言っていたが、首元に日焼けの境目が見えたことから、マシンで焼いたのではない。店主は腕を掻いており血が出ていた。B型肺炎の予防接種をしたからである。

 

以上の事から、店主はイアンをコロンビアに送った。
保険金はイアンの妻とヤヌス・カーズで山分けする予定で。

結論を犯人に送ると、被害者は救出された。

 

第三の事件【コニー・プリンスの不審死の謎】

 

3つのピップ音と、最近急逝したテレビタレントのコニー・プリンスの画像が送られてくる。

今回の「声」は、目の見えない老女である。 
制限時間は12時間

 

コニーはその二日前、自宅で同居する弟が遺体を発見。

二人はレストレードと共に遺体を調べる。
使用人のラウルによれば、彼女は庭の釘でけがをし、破傷風菌が傷から血中に入り死亡したとのこと。

このような傷では大量に出血するはずなのに、傷口がきれいで新しいことにシャーロックは目をつける。菌の体内潜伏期間が8~10日ということから考えて、死後に傷をつけた可能性を指摘。

では。破傷風菌は彼女のどこから体内に入ったのだろうか?

 

一方でレストレードは、どうして爆弾魔はテレビタレントの不審死をシャーロックに調べさせるのかを疑問視している。

 

残り8時間

シャーロックは犯人の狙いについて考えている。

 

第一の被害者、カール・パワーズは犯人の知り合いだった。
携帯はチェコ製封筒に。

今回の人質はなまりから、前二人とは違う地域での出来事である。どうして犯人は各地を移動しているのか?

 

ワトソンは新聞記者のふりをしてコニーの自宅に行き、弟に話を聞く。
彼は電話でシャーロックを呼び、弟が猫を使って菌を体内に入れたのではないかと疑うが、シャーロックはラウルが犯人だと指摘。

ラウルとコニーの弟は恋人関係にあるが、番組内で弟が姉にいじめられて衝突していた。姉のコニーは相続権を奪うと宣言したため、不満に思ったラウルが犯行に及んだ。

再度検視をし、本当の死因が最初の被害者のカールと同じボツリヌス毒素と判明。
ラウルが行った美容施術のボトックス注射で体内に注入した。内務省のツテで調べたところ、ラウルに毒素の大量購入の履歴が見つかった。

 

犯人に答えをメールし老女からの電話があるも、老女は自分から犯人の特徴を話したため殺される。

 

第四の事件【フェルメール贋作の謎】

 

今度送られてきた画像はテムズ川南岸、サザーク橋とウォータールー橋の間のものだった。

テムズ川では男の死体が上がっていた

死体を調べたシャーロックは突然「フェルメールの絵は贋作だ」といい始める。

フェルメールの新たに発見されたという絵が巷で話題になっているが、その絵が偽物だというのだ。
シャーロックはまた、伝説の怪物「ゴーレム」の話も始める。
殺し方がゴーレム特有の手口だということである。ゴーレムは素手で獲物を絞め殺す。

 

シャーロックの推理【テムズ川の死体】
  • 死体が着ているのはシャツとパンツの、フォーマルな外出着
  • 上下とも丈夫だが安物で大きすぎるサイズ→仕事用のユニフォーム
  • ベルトにトランシーバーのフックがあることから、警備員
  • 足の裏と脚の静脈瘤から立ち仕事である
  • 時計のアラームが夜勤用→設定ボタンが固いことから以前セットしてから時間が経っている
  • 勤め先のバッジをむしり取った跡がある
  • ポケットには美術館か画廊のチケットの破片が入っていた
  • →調べたらヒックマン画廊の職員が行方不明である
  • ヒックマン画廊は今夜、フェルメールのお披露目の予定である。

 

以上のことからシャーロックは、フェルメールの公開がフイになる事実を被害者は知っていた→贋作である可能性を示唆。

 

「なぜ彼は今回は電話をしてこなかったのか?」シャーロックは疑問に思う。

画廊に行く途中でウォータールー橋に立ち寄るシャーロック。ホームレスのネットワークで「ゴーレム」を探させようというのである。

 

ここからシャーロックとワトソンは別行動に。
ワトソンは被害者の自宅で同居していた女性の話を聞くことに。

被害者は天体マニアだった。美術には特に興味がなく、仕事だけの事だった。
前日、自宅は不法侵入されたが、何も取られていなかった。また、電話にケアンズ教授なる人物からの伝言が残されており、「あなたが正しかった」とのこと。

 

その時、ワトソンのもとにマイクロフトからミサイル設計図紛失事件の進捗をうかがうメールが届く。

 

シャーロックは画廊に潜り込んでいた。

責任者のウェンセスラスと話をするシャーロック。「この作品は贋作だ」と吹っかけるもそのまま帰ってしまう。

 

ワトソンはマイクロフトの件で、被害者の婚約者の家を訪れていた。

悲痛にくれる婚約者。変えは絶対にシロだと言い張る。
彼は亡くなる前夜、急に「人に会いに行く」と部屋を出たということらしい。彼女には相手の心当たりがない。

帰ろうとすると、婚約者の兄という人物が帰ってくる。

 

シャーロックはホームレスのツテでゴーレムの居場所を突き止めていた。
しかしすんでのところで逃してしまう。

被害者が亡くなった前日に電話をしてきたケアンズ教授のもとにゴーレムが現れると予測し、二人はケアンズ教授のもとへ向かう。
しかしすんでのところでケアンズ教授は殺害されてしまう。

 

画廊に戻ったシャーロックたちのもとに爆弾魔から電話がある。

今回の「声」は子供だった。贋作であることを10秒以内に証明しなければ子供は殺される。

シャーロックは絵にフェルメール生前には存在しなかったが描かれていることに気が付く。ぎりぎりで子供は助けられた。

 

画廊の責任者に話を聞くも、女性は「分け前が欲しかっただけで何も知らない」と言い張る。絵は、アルゼンチンの贋作の天才に描かせた。

実現したのは「彼」である。彼女は、時間をかけてようやく「彼」と接触できたという。

 

「彼」の名は、モリアーティであった。

 

おそらくほかの犯罪に関しても同じように彼に相談していたのだろうと予測できる。

 

マイクロフトのミサイル設計図紛失事件・解決編 

 

一方ワトソンは、マイクロフトの件の調査のために、死亡現場の線路に出向いていた。血液が少なかったことから、ワトソンは彼が線路に落ちて死亡したのではないと推理する。彼は切符も持っていなかった。一体どこから電車に乗ったのか?

その時シャーロックが現れる。

彼はすでに、死亡した男が別の場所で殺されてここに運ばれたことに気が付いていた。
彼は常にワトソンを尾行していたのである。

 

そこから二人が向かった先はとある民家。

シャーロック曰く、まだ設計図が海外に渡ったという情報はないとのこと。おそらく、それを手にしても売る方法を知らないのではないかという。

そこは死んだ男の婚約者の兄の家だった。
家で兄を待ち伏せて話を聞いた。

兄は麻薬の密売をしていたが大量の借金を負っていた。
妹の婚約者からミサイルの設計図の話を聞き、それを奪おうとしてうっかり殺してしまった。
それを隠ぺいするために線路に彼を落としたのだという。

マイクロフト事件はあっさり解決。

 

「残った事件は一つだけ」犯人からの連絡を待つシャーロック。

ワトソンが外出すると、シャーロックは犯人に「ミサイル設計図を回収した」と犯人にメールする。

実は全く関係のないと思っていたマイクロフトの事件が最後の事件だったのである。

 シャーロックがワトソンに内緒で犯人にメールした理由は、犯人と直接対面したかったからと推測される。

 シャーロックは深夜12時に爆弾魔をプール(カール事件のプールだろう)に呼び出す。

 

モリアーティの正体は?

 

プールへ行くシャーロック。

そこに現れたのは、なんとワトソンだった。
ワトソンが真犯人だったのか?

しかしワトソンの体に爆弾がまかれていることがわかる。

 

そこへ現れた真犯人モリアーティ。

彼は、シャーロックの助手のモリーの恋人として以前会ったことのある男だったー

 

命を狙われる二人はどうなってしまうのだろうか?

 

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン1:第3話大いなるゲーム】感想

 

 

シャーロックシリーズ面白くて何度も見ちゃうけどテンポが速くて複雑ですよね。
特にこの「大いなるゲーム」はかなり難解な部類に入るのではないでしょうか?
 
というわけで自分の理解を整理するためにもと思って記事にしました。
それにしてもじっくり考えてみても、ほとんど隙のない完璧なシナリオですよね。圧巻でした。
字幕が追い付いてないところはわかる範囲で英語を聞こうとしたんだけど、早口でのイギリス訛りの英語の聞き取りはさすがに厳しかったわ。

 

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