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【SHERLOCK(シャーロック)シーズン2第3話ライヘンバッハ・ヒーロー】感想・考察編

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン2第3話ライヘンバッハ・ヒーロー】の感想と考察編です。

 

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前回、私はこのエピソードはあまり好きではないといったことなんかを書きます。

前回記事↓

www.nitari-movies.com

 

 

 

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン2第3話ライヘンバッハ・ヒーロー】感想

 

別にこの作品がそれほど好きじゃない理由に特別なものはありません。

期待させてすいません(笑)

 

単に私の好みよりもドラマチックすぎるっていうだけです。

あと、これは私が単に見落としているのだと思うんだけど、疑問な点も書いておきます。

 

モリアーティの、そもそもの狙いは?

 

そもそも、このエピソードは一体、何が言いたいのか?ということがなかなかわかりづらいですよね。

ストーリー自体は、前回の記事を見ればほぼ完ぺきにわかります。
かなり込み入ったトリックも、わかりづらい展開も一目瞭然。

だけど、ぼーっと見ているとそれは木を見て森を見ない、という感じになりませんか?

(私はなりました)

 

一体、モリアーティは何をしたいの?とか

このエピソードはそもそも何が言いたいの?等々。

 

複雑なミステリーによくあるんですが、複雑なストーリーを理解しようとした結果、そもそもその謎がどこから出てきたのかを見失う……といったような。

シャーロックのシリーズでもそれは少なくありませんーっていうか、ほぼそんな感じに私はなります。

 

で、この「ライヘンバッハ・ヒーロー」は大筋としては、

「シャーロックの失墜を狙ったモリアーティが、すでにヒーローとなったシャーロックを自作自演にペテン師に仕立て上げて、自殺に追い込む」

という話なんですね。

 

「そんなの見れば分かるよ!」って感じかもしれませんが、とりあえず書いておくと考察には役立つということで。

 

さて、ここまで多くのエピソードを文字起こしさながらに追ってきたわけですけど、そもそもモリアーティは一体、どうしてシャーロックを恨んでいるんでしたっけ?

最初にモリアーティの名前が出てきたのは、ご存知「ピンク色の研究」の犯人の口からです。

 

「スポンサーがいて、彼はシャーロックのファンだ」という風に言ってたよね。

この時はシャーロックは別にぜんぜん有名でもなんでもなかったのに、どうしてモリアーティはシャーロックのことを知っていたんだったか?

そして、なんでシャーロックのことを恨んでいたのか?

 

原点である「カール・パワーズの溺死事件」

 

思い返してみると、シャーロックとモリアーティの関係が始まったのは、「カール・パワーズの溺死事件」だということが分かります。

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン1:第3話大いなるゲーム】の最初の事件です。

 

1989年に溺死したカール・パワーズを殺したのが、モリアーティだ、ということで話は決着しているよね。

だけど、ここでモリアーティが彼を殺した理由とかって何か言われてたっけ?

そして、初めてシャーロックが請け負った事件だけど、結局は靴の謎は解けずに解決されなかったわけですよね?

 

この事件によって、モリアーティがシャーロックの事を知った、というのは非常に理解できるんだけど、そもそもモリアーティがシャーロックの名誉を失墜させて自殺させるほど彼を恨んでいたエピソードが、すいませんちょっと今の私には思いつかないもので。

ウィキペディアとかで調べてもいいんだけど、シーズン4が見れない環境にいるので、ネタバレが怖くてそれもできません(笑)

 

シャーロックほどのシナリオでこれが描かれてないって考えるのも不自然なので、私が見落としてるんだと思います。

なので、これはとりあえず批判ではなくて、単なる疑問として受け取ってください。

 

モリアーティの作戦に乗っかった周りの人々

 

まあ、それはともかくとして、「モリアーティはシャーロックを憎んでいる!」ということを前提として考えてみます。

それにしてもこのモリアーティの作戦がうまくいくとは思えないですよね。

シャーロックがペテン師だと周りに信じ込ませるのはちょっと無理だと思います。
このドラマ自体、そもそもかなりファンタジー並に現実的でないエピソードが多いのは別に見逃せるんだけど、さすがにシャーロックをペテン師だと思わせるのはどう考えても無理。

せいぜいドノヴァンが騒ぐくらいのもんでしょ。

 

大体、シャーロックに疑問を抱いた大元は、シャーロックが足跡だけで子供たちの拘束されている廃工場の場所を見抜く、ということだけど、それが理由で疑問を持つくらいだったら、とっくに昔から疑問を持ってもおかしくなくね?

特にドノヴァンなんて、どう調べてもわからないような事を言い当てられまくってたから気持ち悪くて嫌いだったんだよね?

ドノヴァンはともかくとして、レストレードまでも疑い始めるのがおかしい。

まあ、この場合は周りに押し切られてって感じなのかもしれませんが。

 

ジョンだけが、モリアーティのかなり信ぴょう性のあるデータや資料を見させられても、シャーロック自身から「自分は詐欺師だ」と告白されてすらも、一瞬もシャーロックを疑わない、というところがこのエピソードの最大の見どころであるし、そのためにこの回りくどいエピソードを見ている、といっても過言ではありません。

 

シャーロックの涙は好きくない 

 

もう一つこのエピソードであんまり気に入らないところは、シャーロックが涙を流すところですね。

シャーロックは非人間的だから魅力的なので、3人の友人のために涙を流して自殺する、というのはあんまり好みではなかったですね。

まあ、これは完全に人の好みですけど(笑)。

 

もちろん私はこの先のエピソードを見ているし、シャーロックが今は生きていることは分かり切っているんだけどね。

 

じゃあ、あの時シャーロックがどうすればよかったのか?と考えてみます。

まあ、いろいろ無理はあったにしてもシャーロックの名誉が失墜し、さらに3人の友人の命が危ないと来たあの場面で、シャーロックが彼らのために命を落とす、ということ以外の可能性があったのか?と考える。

まあ、ないんですよね。

 

あの場合、シャーロックは命を落とすしかありません。

私は別にあのストーリーがおかしいとか、シャーロックらしくないとか言っているわけではありません。

シャーロックだったら、まああそこで命を落とすんですが、ジョンとの友情っぽいシーンとか、シャーロックの涙みたいのが彼の今までの感じからしてあまりにもドラマチックすぎて好みじゃないっていうだけですね。

演出が、それまでのエピソードに比べてかなりくどかった、ということ。

「もういいから早く飛び降りろよ」とか思った。

 

一方ジョンに関しては素晴らしいですね。

マーティン・フリーマンの演技はここで頂点極まれりっていうくらい迫真の演技を見せています。

落ちたシャーロックに駆け寄る演技は、目を見張るものがありますよね。

 

言っておきますが私は当たり前だけど、シャーロックが無茶苦茶好きだし、演じるカンバーバッチもめちゃくちゃ好きです。

だからこそ、ドラマチックな展開っていうのがどうにも彼に似合わなくて、なんというか、むずがゆくなってしまいました。

 

以上、【SHERLOCK(シャーロック)シーズン2第3話ライヘンバッハ・ヒーロー】感想・考察編でした。

 

まあ、とにかくそんな感じで、私がこのエピソードをそれほど好きじゃないっていう感想編の幕を閉じます。

 

シャーロック関係まとめ↓

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