映画みなくても死なないよ。

映画と本と芸術と旅。好き勝手やってます。

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン3第1話空の霊柩車】全解説

SHERLOCKが大好きなんですが、非常にテンポが速い&難解な部分があるので、この度全部細かい推理まですべて洗いなおしてみた。

 

f:id:nitari-movies:20170718223007j:plain

 

 

 

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン3第1話空の霊柩車】ネタバレ全解説

シャーロックの復活と、ジョンとの再会

 

涙ながらにジョンを話をするシャーロックの後ろで、自殺したモリアーティの死体が運び出される。

モリアーティの死体の顔面にシャーロックのマスクを移植して、シャーロックの死体を作り上げる。

シャーロックはバンジージャンプの縄を付けて飛び降り、ジョンが慌てて転んでいる間に同じビルの3階に飛び入る。そこにいたのは協力者のモリ―。

シャーロックはこうして逃げおおせ、ジョンには一瞬の間催眠をかけて彼が死んだと見せかけたのだったー

 

というのは、アンダーソンの予想。

事件から2年後の今になって、シャーロックの汚名は晴らされた。
しかし、彼は戻らないー

 

ジョンは未だに悲しみの中にいた。

 

一方、ある山の中で逃亡していた一人の男がとらえられていた。

彼は拷問中、拷問された男の個人的なことを言い当てて人払いすると、一緒にいた男に「ロンドン地下テロ組織が襲撃を計画している。休暇は終わりだ」といわれる。マイクロフトだ。

むろん、拷問を受けていたのはシャーロックその人だった。

マイクロフトはシャーロックの身繕いをさせてロンドンへ送り返す手はずを整えた。

 

ジョンはベイカー街のシャーロックのアパートに久々に戻る。

ハドソン夫人は、部屋をそのままにしていた。
ジョンは、ある出会いがあり結婚を申し込むつもりだと彼女に伝える。

ジョンが女性と待ち合わせているレストランで、シャーロックは巧みにウェイターに変装。女性にプロポーズしようというところで姿を現し、パニックとなる。

 

シャーロックに、なぜ生存を知らせなかったのか問い詰めるジョン。
それにはもちろん、マイクロフトが絡んでいた。

シャーロックはテロ組織の事件に関してジョンに手助けを求めるが、断られる。

 

シャーロックの自殺後、アンダーソンは「空の霊柩車」というグループを発足し、シャーロックの生存説を解いていた。その会の最中、シャーロックの生存が正式発表された。

 

シャーロックはジョンと和解できないまま、助手としてモリ―を迎え入れる。

 

レストレードから持ち込まれた事件も、難問かと思いきや瞬時に解決してしまった。

シャーロックはモリ―のことを「ジョン」と呼ぶが、本人は気づいていない。

 

地下鉄の乗客疾走事件

 

シャーロックは自分の部屋に残されていたニットキャップを手掛かりに、持ち主の家へ向かう。

彼は電車オタクだった。彼は地下鉄の映像をチェックする仕事についており、おかしな映像を見つけたという。

男が一人、ウェストミンスター駅から乗り込んだのに、次の駅では消えてしまっていたのである。

運転士がこの日以来出勤していない。彼は臨時収入があったらしく、休暇を取っているらしい。
しかし、運転士を買収したとして途中下車するにも行く場所もない。
電車は5分で済むところを10分かかっている。

 

 

つまり、走行中の電車から人が一人消えてしまったのだ。

シャーロックはこの、消えた男の顔を知っていた。彼は、記憶をたどる。

 

一方ジョンは、ベイカー街221Bにいた。

そこで睡眠薬を打たれ、数人の男に連れ去られてしまう。

 

モリ―は助手の立場を辞退し、去った。

シャーロックは彼女に例を言い、彼女の婚約を祝福した。
「モリアーティのミスは、僕にとって無益だと彼が判断した人物が、実はものすごく重要な人だったことだ。君のおかげでやり遂げられた」

一体シャーロックはあの時、モリ―の力を借りてどうやって助かったのか?

 

ジョンのガイ・フォークス・デイ誘拐事件

 

その夜、メアリーのメールに暗号が届く。
彼女はスキップコードを解読し、ジョンが行方不明になったことを伝えにシャーロックの元へ。

彼らは聖小ヤコブ教会へ。

ジョンは、縛られた状態でガイ・フォークス・デイで燃やされる予定の薪の中にいた。
二人はバイクで彼を助けに向かう。

すんでのところでジョンは助け出された。

 

ジョンがベイカー街221Bに行くと、シャーロックは両親と話をしていた。
ジョンは、彼を誘拐した犯人についてシャーロックに尋ねたが、彼でもわからない様子だ。

 

 

シャーロックが調査している数人の写真の中に、貴族院議員のモラン卿の写真がある。彼は96年から北朝鮮のスパイだというのだ。

そしてこのモラン卿こそ、地下鉄で姿を消した張本人だった。

 

国会議事堂爆破事件の顛末

 

シャーロックは、7車両がウェストミンスター駅を出、次の駅へは6車両しか着いていない。ことに気が付く。

運転士が進路を変えて1車両を切り離したのだ。

 

本来ならばモランは今日は国会にいるはずだった。

その日はテロ対策法案の採決があるのだった。

 

しかし、11月5日だからモランは出席しないとシャーロックは予想。
火薬陰謀事件にちなんで、彼は議会に火薬を仕掛けた。と。

 

シャーロックたちは、依頼人(電車オタク)にテレビ電話で意見を仰ぐ。
彼が言うには、使われないままに廃線になった駅があるというのだ。

それが国会議事堂の直下だった。

彼は車両で爆弾を運んでいたのである。

 

シャーロックたちはその地下空間に潜り込む。そこは携帯が圏外だった。

確かに議事堂の下に、使われていない地下鉄駅があったが、そこには爆弾は仕掛けられていなかった。

彼らは線路に降りて捜索する。
そこで、天井に爆薬が仕掛けられているのを発見。

さらに、乗り捨てられた車両もすぐそばで発見した。
その車両に大量の爆薬が仕掛けられていたのだ。

 

モラン卿は今にも起爆させようとしていた。

あと2分30秒。テンパりまくるシャーロック。

しかし手立てはない。

 

絶望した二人。

シャーロックはジョンに対し、心からの詫びを言う。
そしてジョンは、それを受け入れる。

 

シャーロックが生き延びたトリックの種明かし

 

もともとマイクロフトとシャーロックが狙っていたのは、モリアーティの巨大な組織だった。

そこで、マイクロフトが彼にシャーロックの情報を流す。
それと引き換えに彼から組織網に関するヒントを得、敢えて彼を泳がせていた。

マイクロフトは彼がシャーロックの評判を落とすのを黙ってみていた。
勝った、と思わせることで手の内を見せるだろうと予測したのだ。

 

屋上の展開では13パターンを予測。
それぞれのパターンにはコードネームを付けた。

モリアーティが死んだ瞬間にシャーロックはマイクロフトにコードネームを連絡。協力者が動いた。

実は、現場にいた通行人はすべてシャーロックたちの手の内の者だったのだ。

 

電話でジョンと会話をし始めるシャーロック。

ジョンの死角でエアクッションが用意されていた。
シャーロックは落ち、エアクッションでキャッチ。
瞬時に撤収され、モリ―が用意したシャーロックの遺体をセッティング。
ジョンが自転車の男に体当たりされて転んでいる間に、遺体と本人がすり替わる。

 

全ては初めから計画されていたことだったのだ。

 

シャーロックはアンダーソンのカメラの前で語っていた。

モリアーティに誘拐された少女がシャーロックに対して悲鳴を上げた件。
シャーロックはそれを、モリアーティが彼に似た男を使ったからだと推測。
彼はおそらく用済みになったら消されたはずだ。

つまり、シャーロックに似た遺体があるはずだった。

 

それをモリ―が入手し、シャーロックの装いをさせたのである。

ジョンたちを狙ったスナイパーはマイクロフトの手のものによって阻止された。

 

時限爆弾は止まるのか?

 

地下の爆弾電車に戻る。

死を覚悟したジョン。泣き崩れるシャーロック。
泣き崩れる……と思っていたのが、笑いこけていた。

実は彼は先に爆弾停止のつまみを見つけて、すでに爆弾は停止されていたのだ。

ジョンは初めは激怒するが、あきれて笑ってしまう。

 

ホテルから逃げ出そうとするモランは捕えられた。

 

全ては終わり、シャーロックとワトソンは和解。マスコミは再び二人に眼を向ける。

シャーロックでも、あの時ジョンを狙った黒幕の存在は不明だという。

 

一方、ある男がジョンが助け出されたシーンの映像を見ながら、涙を流していた。

 

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン3第1話空の霊柩車】解説編

ジョンが燃やされそうになったイベント「ガイ・フォークス・ナイト」

 

これは私もWikipediaを見て詳細を知ったので、知ったかぶるよりも引用します。

 

1605年11月5日、ガイ・フォークスとその一味のカトリック教徒が、時の国王ジェームズ1世と議員たちを殺すために、上院議場の下まで坑道を掘り、開会式の行われる11月5日(グレゴリオ暦11月15日)に爆破しようとしたが、寸前で発覚し、主謀者はロンドン塔に送られ、翌年1月31日(2月10日)に処刑された。
この事件を記念するため、ガイ・フォークスと呼ぶ人形を作って、町中を一日中引き回し、夜になって焼きすてる風習が生れた。

 

これを知らないと結構ちんぷんかんぷんですよね。

ジョンが途中で「11月5日?」といったのも、そもそもこの事件を見抜くきっかけになったのも、「火薬陰謀事件」に基づいての事なので。

「火薬陰謀事件」というのもセリフで出てくるけど、要はガイ・フォークスの事件の事です。

 

【SHERLOCK(シャーロック)シーズン3第1話空の霊柩車】感想

 

この話に関しては、この後の2話にも続く伏線にもなっている事件が含まれているので何とも言えませんが、事件自体はそれほど面白いものではなかったです。

てゆーか、ガイ・フォークス・デイのことを知らないとほんとよくわからないですしねw

 

まあ、今回の一番の注目は、どうしてシャーロックが生き残ったのか、ということと、ジョンとシャーロックの関係が一番重要だったよね。

シャーロックの生き残り方に関しては、そもそもシャーロックが追い詰められている風に見えて、実はシャーロックが彼をモリアーティを追い詰めていた、というのがみそですね。

そこを覆すことができなければ、だれにも予想はできなかったはず。

 

ただ、不服な点としては、どうしてジョンに伝えなかったのか?というところですが、納得できる理由はあんまり思いつかないですね。

もともと前回が終わった段階では、ジョンを含む主要人物に知られないようにすることで、彼らの命を救う、ということかと思っていたんですが、マイクロフトによってスナイパーも阻止されていたし、こうなってくると本当によくわからない。

まあ、そのほうがドラマが面白くなるからでしょうかね。

 

ただ、とにかく今回に関していえば、最も面白かったのはジョンとシャーロックの再会のシーンでした。

「ひげ剃らないの?」には爆笑した。

 

それにしても、ここへきてシャーロックの演出がやや過剰演出気味になっていることも気になるところです。

シャーロックをかっこよく見せようとしすぎたり。バイクのシーンとか。

もうちょっと、そこそこ素朴だったほうが面白い。
ジェームス・ボンドじゃないんだからさ。

 

 

でもまあ、とにかく、今回はシャーロックとジョンの再会が最高によかったというところで納得すべきかな、と思っています。

 

以上、感想と解説でした。

 

シャーロック記事まとめ↓

www.nitari-movies.com