映画みなくても死なないよ

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映画みなくても死なないよ。

映画と本と芸術と旅。好き勝手やってます。

【スポットライト 世紀のスクープ】ネタバレ感想・これ好きだわ

ー作品の内容ー
2002年1月、米国の新聞『ボストン・グローブ』が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。数十人もの神父による児童への性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。
《スポットライト》という名の特集記事を担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、暗闇の中の真実を探り当てたのだろうか?
                     Amazon商品説明より

 

 

実話が元になっているそうです。

 

これは、かなり面白かったです。
元々私は社会的なテーマにすごく興味があるんですが、報道の自由というか、「報道」というものに対して非常に興味があるんですね。

 

この作品は、カトリック教会が起こした問題を報道の観点から解決してゆくという点で、すごく明るいというか報道のポジティブな面を扱った作品です。
作品自体は、子供の性的虐待を扱ったものなのでかなり重いものではありますが。

 

この作品はとにかく役者の演技がすごい。
アメリカにはよくこれだけの役者がいるなー、という感じです。

 

とにかく、登場人物たちの質感を感じる。
しゃべり方、反応、表情、間、全てが自然で、ドキュメンタリータッチの作品ではないにも関わらず、ドキュメンタリーを見ているかのように錯覚しました。

 

私は元々マーク・ラファロが大好きなのですが、この作品のマークは今までの感じと全然違います。
何が違うのかと言えば、もう人間が違う。スクリーンの中にいるのは別の人間なんです。

 

しゃべり方の癖、目線、姿勢からして、全然別の人です。これはすごいです。

 

もちろん、あらゆる作品で名優たちは細かく演技を変えているんでしょうが、今回の役作りは奥行きが全然違いました。本当にすごかったです。
他の役者たちも徹底的に素晴らしかった。

 

作品の淡々とした演出も素晴らしいです。
私は基本的に、最後に努力が報われる系のハリウッド映画が嫌いなんですが(安っぽい英雄譚みたいで)、この作品はそういった内容の作品ではありますが極力ドラマチックに描いていないので、最後までよかったです。

 

ただ、私は字幕版でこの作品を見ていて、聞けるところはなるべく英語を聞こうとしてたんですけども、余りにも情報量が多すぎてなかなかついていくのに苦労しました。
字幕分は大体わかったけども、ちゃんと理解するには英語で聞くか、たぶん一度吹き替え版を観ないとダメですね。

吹き替えは嫌いですが情報量はずっと多くなるので。

 

とにかく、この作品は私の好きなものでした。


ただ、これが去年のアカデミー賞作品賞っていうのはよく分からなかったです。
少し地味な感じがしましたけど。
報道の自由を大切にってことですかね。

マーク・ラファロおすすめ

www.nitari-movies.com