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【タイタニック】ネタバレ感想:今でも傑作と呼ばれている3つの理由

この映画について今更新しい情報を、私が言えるはずもないのですが(笑)
好きな映画なのでレビューはしっかり書かないとね!!

 ディカプリオがイケメンでケイトがチャーミング以外にも、たくさんの見どころのある傑作映画ですね。

結果的にすべての選択肢が正しかった気がする

もはや今更モチーフなど、説明不要な作品ではあります。

音楽、映像、シナリオ、キャスティングからその気軽さ、安っぽさまで、全てが正確に機能した傑作エンターテインメント映画ですね。

まずはストーリー

とにかく、面白いですよね。

ローズとジャックの出会いから恋愛に至るまでで大体この映画の半分くらいは使っている。ただ恋愛しているだけなのにすごい面白いんですよ。

それは単に、格差恋愛のいいとこどりをしているから。

とにかくローズは美しくて魅力的だし、反対にジャックは貧乏だけど輝いている。この二人が恋に落ちてゆく過程に、一つも無理はないし、とにかく説得力があるわけです。

ご都合主義に見えるぎりぎりのところで、すべての要素を信じさせてくれるシナリオ力はすごいです。

ありそうでなさそうだけど、なさそうでありそう、と思わせるのがすごいです。

圧倒的な迫力の沈没シーン

この映画の沈没シーンは本当にエキサイティングですよ。

船の様子すべてがほぼ完ぺきに作りこまれているし、沈没とローズ&ジャックの奮闘の絡み合いが絶妙で、大変素晴らしいです。

ジェームズ・キャメロンはスピルバーグほど映画的なトリックのうまい人ではない(というか、あんまりトリックを使わない)人だけど、そのエンタメの描き方の安定感でいったら他に類を見ないので、その手腕がいかんなく発揮されていたなと。

それに付け加えて人間ドラマの描き方も、ちょうどいい

「ちょうどいい」というのは、やりすぎでもないし安っぽくもないんだけど、いい具合なバランスで泣かせてくれるっていう意味です。

特に音楽隊が最後の最後まで子守歌を演奏するようなシーンは、分かりやすく誰もが感動できる秀逸な作りだと言っていいでしょう。

とにかくディカプリオとケイトが最高すぎる

とはいえ、それらすべてに説得力を与えたのは、何と言っても主演二人の圧倒的な存在感でしょう。とにかく二人が美しいからこの映画は成り立っている。

これだけのセットで、これだけお金をかけたのにこんなにも二人が見劣りしないっていうのは、本当にすごいと思うわけです。この作品はタイタニック号が舞台にはなっているけど、あくまでもこの二人が主演である、というのが一目瞭然ですよね。

特にこの映画のケイトは本当に素晴らしい。

衣装が良いでしょ。衣装がよく似合っている。これもとにかくケイトの素晴らしさの一つだと思います。

当時は「二の腕姫」とか言われちゃったぽっちゃり感も完ぺきです。上品で理知的で美しいです。

そのほかの役者にも名優もいますが、二人の存在感に比べてやはり抑え気味な中で、さすがの実力を発揮しているのは「不沈のモリー・ブラウン」を演じたキャシー・ベイツです。

彼女はかっこいいですねー。

この映画の一番素晴らしいところは、分かりやすいところ

この映画が歴代の映画の中でもクオリティが圧倒的に高いか?と聞かれたら、大きな声で「NO!!」と言います。

この映画には、本当だったら描くべき社会的なメッセージなんかも全然ありません。せっかく「格差恋愛」を描いているのに、深みというものはまず皆無。少しでも目線をずらせば、お金持ちの道楽によって犠牲になるたくさんの命を社会的なテーマで描けるわけですよ。

そうやって描いたら、本当に重みのある素晴らしい作品になったことでしょう。

しかし、「タイタニック」ではしなかった。いや、したらダメなんです。

この映画の最も優れたところは、「ただ面白い」ところです。
他に別に見どころなんてないんです。その為にはむしろ、社会的な重みのあるメッセージとかあったらダメなわけですよ。芸術性とかもいらないですよね。そんなのあったら意義深い作品になっちゃうし。

シナリオも平坦でありきたり。そこがいいんです。

この映画は、ハラハラドキドキきゅんきゅんさせられながらも「まるで実際に船に乗っているような感じ」を味わいつつ、最後には悲しくて泣いちゃうっていう、その為だけのものです。

エンターテインメント映画なんていうものは、基本的にそれでいいわけです。別に芸術性とか必要ないんです。その分面白ければいいわけで。

よく誤解している映画があるんですけど、「面白ければいい」と言って作ってて別にそれほど面白くない作品が多いですよね。まあ、その程度の才能ってことでしょう。

「社会派メッセージ」を入れると、もう少し簡単に良い作品が作れるのでね……その方が実際「純粋なエンターテインメント作品」よりも当たりは多いです。アカデミー賞を取るような作品は大体それです。

だから、この映画の(というかキャメロン全作品の)本当にすごいところは、とにかく面白いところだと思います。しかも、大勢の方が亡くなったという、エンタメ一色にしたら不謹慎になりかねないテーマなのにそんな作りにもなってないし、重くない程度に人の命の事もバランスよく描けているというのは。

天才じゃないでしょうか?

しかも、さっきも言ったけどスピルバーグ的トリックもテクニックもなくここまで面白くするのは、一体どういうことなんだろうね?

私は本当に本当にエイリアン2とか大好きだから、ここまで面白くできるのって謎だなと思うわけ。

あー、面白かった!泣けた!

私はあまのじゃくなので、最後に誰か死ぬとかお涙頂戴がすごく嫌いなんですけど、この映画はほんと素直に「あーおもしろい!たのしー!かなしー!!うぃー!!!」ってなれる映画なので、まあ今更あんまりいないと思うけど、見てない人にはぜひおすすめしたい映画ですよね。

特に、「なんかストレスが溜まってるから、めっちゃ面白い映画見たいけど、ラブロマンスがいい」っていう人には必ず気に入ってもらえるでしょう。

何度もみれちゃうね。